メンデルスゾーン:無言歌 作品38-6「デュエット」

アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)/メンデルスゾーン:無言歌 作品38-6「デュエット」

作曲:フェリックス・メンデルスゾーン(1809 – 1847、ドイツ)

曲名:無言歌 作品38-6「デュエット」

メンデルスゾーンのピアノ作品のなかでも有名な「無言歌」、文字どおり”歌詞のない歌”を意味します。メンデルスゾーンの「無言歌」が発表された当時、あまりに人気を集めたため、同時代の作曲家がこぞって「無言歌」をまねて作曲したというエピソードがあります。

言葉はないけれども、まさに”歌う”様が描かれているのがこの「デュエット」でしょう。流れるような分散和音にのせて、高音のパート(女声)と低音のパート(男声)が交互に主旋律を奏で、クライマックスでは高音部と低音部が同時に演奏される様子はまさに「デュエット」です。

紹介した動画の演奏はスペインのピアニスト、アリシア・デ・ラローチャによるものです。2009年に惜しくも亡くなってしまいましたが、モーツァルトやロマン派の作品を得意としていて、日本でも人気の高いピアニストです。

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