時代別で探す

J.S.バッハ「シャコンヌ」の直筆楽譜

J.S.バッハの直筆楽譜(「シャコンヌ」)

ポップス、ロック、ジャズなど、音楽にはさまざまなジャンルが存在しますが、そのなかでクラシック音楽は長い歴史を持っているのが大きな特徴といえます。

時代の流れとともに、あるいは作曲法の発展や楽器の発達によって進化を遂げながら「音楽史」という長い歴史を紡いできました。

それぞれの時代には大きな特徴があり、同じクラシック音楽といっても時代によって聴こえ方は全然違ってきます。時代にこだわらず幅広く聴く方もいれば、バロック音楽ばかり、あるいはロマン派の後期ばかり聴いているという方もいらっしゃいます。

ここでは、あくまでおおまかにではありますが、一般的なそれぞれの年代とその時代ごとの特徴を紹介しておきます。

ルネサンス~バロック …… ルネサンス音楽は15~16世紀。宗教のための音楽がほとんどでした。バロック音楽は17世紀から18世紀半ば。楽器の発達とともにさまざまな楽曲形式が生まれ、エンターテイメントとしての音楽が発展しました。

古典派 …… 18世紀前半~19世紀はじめ。ハイドンやモーツァルトで有名な時代です。合理的で均整のとれた作曲が重要視されました。

ロマン派 …… 19世紀。感情による表現が推し進められ、楽曲のスケールが拡大されました。ベートーヴェンからシューベルト、ワーグナーなどさまざまな作曲家が活躍しました。

近代音楽 …… 19世紀末~20世紀半ば。ロマン派の音楽からの脱却を試みたり、あるいは古典や民族音楽への回帰がはかられたりなど、作曲家によってさまざまな作曲技法がとり入れられました。

現代音楽 …… 20世紀後半~現在。従来の音楽を否定したり、あるいは更新するための作曲がなされました。聴きづらいものが多いですが「否定/更新」することの意義みたいなものを考えながら聴くのもひとつの聴き方かもしれません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする